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「今日を刻む時計」髪結い伊三次捕物余話9

タイトル: 「今日を刻む時計」髪結い伊三次捕物余話9

作者: 宇江佐 真理

出版: 文春文庫 2013.1.10

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江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。
伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。
ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、
絵師 の修業のために家を離れた息子の伊与太と、
二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。
龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸ってい るという…。

前作8巻までは、伊佐次の年齢とともに、年が積み上がったいたのが
この巻では一気に10年の年月が経った。
文吉は相変わらず、御座敷に出てはいるものの、若い者の面倒を見るといった
部分や、 体にきてしまうところなど、現代社会に置き換えると、お局OLの感があり
作者の現代社会への思い入れや思慮が感じられる気がする。

さて、肝心の龍之進。終盤での徳江との劇的なクライマックスを感じさせる
前段、中段部分の進みは期待が高まった。

相変わらず、うまい!面白い。

「オンライン・カンソウブン(感想文)」

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