タイトル: 無事、これ名馬
作者: 宇江佐 真理
出版: 伸長文庫 2008.5.1
吉蔵は町火消し「は組」の頭。火の手が上がれば、組を率いて駆け付け、命懸けで火事を鎮める。
そんな吉蔵に、武家の息子・村椿太郎左衛門が弟子入りを志願してきた。
生来の臆病ゆえに、剣術の試合にどうしても勝てない太郎左衛門。
吉蔵の心意気に感化され、生まれ変わることができるのか…。
少年の成長と、彼を見守る大人たちの人生模様を、哀歓鮮やかに描き上げる、傑作時代小説。
おちがないといえば落ちがない。
シリーズでたろちゃんが成長するのかと言えばそうでもない。
ある意味、髪結い伊佐次の息子に似た部分のあるたろちゃんの話ではあるが、
周囲の人間像が たろちゃんとの対比で、より際立っている作品だろう。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」