タイトル: 深川恋物語
作者: 宇江佐 真理
出版: 集英社文庫 2002.7.25
⇒大店のお嬢さんが、お仕着せの人生を捨て、真に愛する人と共に
生きようとする姿が清清しい「下駄屋おけい」。
互いを想う気持ちがすれ違っていく夫婦の、や りきれなさが胸に迫る
「さびしい水音」。
交錯する恋心に翻弄されていく男女四人の哀しみが描かれる「仙台堀」など、
江戸・深川を舞台に繰りひろげられる、 六つの切ない恋物語。
第21回吉川英治文学新人賞受賞作。
切ない話だけど、ヒトの持っている、優しさ、慈愛、怒り、嫉妬など、情感
たっぷりなココロが書かれている気がする。
あるページでは、先に進むのがもったいなくて反芻したり、性急に読むのも
もったいなくて倍の時間をかけて読んだり。
久しぶりに、大切に、大切に読んだ小説。五つ星では足りない!
「オンライン・カンソウブン(感想文)」