タイトル: ホルモー六景
作者: 万城目 学
出版: 角川書店 2008.11.25
⇒鴨川ホルモーのサイドストーリー、といってしまっては
登場人物達に失礼か?
鴨川ホルモーの主人公であり語り部であった安部の周辺人物に
フォーカスした、ファンタジー青春恋愛小説。
鴨川ホルモーにももちろん恋愛要素はあったが、今作は、6つの
恋愛がテーマだ。
「今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、
魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。
都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、
その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。」
嗚呼、万城目節。
登場人物は、
これを更に楽しく読むには、今一度鴨川ホルモーをリピートしたほうが良かった。
というのは後の祭りだが、おぼろげな記憶ではあるが、それでも十分楽しめた。
万城目さんならではの、古風で滋味があり、ユーモア、ペーソスそして知性を
感じる文体すきだなぁ。
自分のなかでは、3景のもっちゃんが最高だ。檸檬で有名な梶井 基次郎の
エピソードを取り入れて、さらにもっちゃんの懐中時計は後日四条烏丸交差点の会で
使われるという設定は泣けてくるし、時代設定に至っては、いったいぜんたい自分は
何時代の物語を読んでいるんだろうという摩訶不思議な感覚まで持たせてくれる。
いいねぇ~。
「オンラインカンソウブン」