タイトル:無理
作者: 奥田 英朗
出版: 文芸春秋 2009.9.30
⇒しばらく、海堂尊にはまっていたので、久々の奥田作品。
正月のブックオフで半額セールだったの入手したもの。
やっと、お安くなりました。
さて、無理は直木賞受賞作「最悪」、その後リリースの「邪魔」に
続く2文字シリーズ第3作。
とはいえ、家日和もオリンピックの身代金も、複数の登場人物の
まちまちの生活、行動、気持ちを奥田流の憑依術で、リアルに
表現。最後に一同が会してフィナーレ。
という流れは、奥田作品の真骨頂でもあり、(きらいではない)
マンネリズム。
そのなかで、2文字シリーズは、登場人物全員が、ふとしたきっか
けで、悪いほうに悪いほうに転んでゆくという、お決まり。
さて、今回の不運な方々は、架空の町「ゆめの市」に住む住人。
「ゆめの市」は不景気、ぱっとした産業もなく、インチキビジネスや
生活保護が蔓延しているという、先々を予感させるもの。
いや~、今作もやります。どんどん、不幸に、どんどんはまってゆく。
奥田シリーズに造詣が浅ければ、星4っつだったかもの作品。
やはり、この方安定している。
「オンラインカンソウブン」