タイトル: 5年3組リョウタ組
作者: 石田 衣良
出版: 角川書店 2008.1.11
⇒石田衣良の初の学校教育テーマの小説という触れ込み。
ぶっちゃけ、ebookoffでとてもお安かったのであまり期待しないで購入した。
が、お安めな展開ではあるが、うかつにも不覚にも電車のなかで涙を浮べて
しまうシーンもある、感動作であった。
テーマこそ、小学校での学校教育ではあるものの、リョウタ先生=まこと、染谷
教員=タカシ、というIWGP的な構造で、学校内で起きる事件を熱血リョウタ先生が
染谷先生の知恵を(タカシは力だが)借りて解決してゆくという構造。
作者の得意中の得意の展開。術中にはまるのはたやすかったのである。
春夏秋冬の4話+エピローグで構成されている。
・教室から逃亡する児童
・自宅に放火してしまった?児童
・先生内の陰湿ないじめ
・クラス間競争(テストによる順位付け)の弊害
IWGPも概ね、4話展開。ただし、リョウタ組は新聞への連載ということで
石田氏の感覚はいつもとちょっとちがい、毎日のことなので(原稿用紙
2.5枚を書く)そのときの気分を織り込んでゆける楽しさがあった、との
こと(後書きより)。
オススメ度は高い。
「オンラインカンソウブン」