タイトル: 私が語り始めた彼は
作者: 三浦 しをん
出版: 新潮社 2004.5.25
⇒三浦さんは本当に、良い文章を書く。
第2回本屋大賞にも入賞。
この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母は美しく発狂した
三浦さんは、上記の詩から発想を得てこの連作短編小説を書いたそうだ。
村川教授によって微妙に人生を狂わされた人々。
妻、愛人の夫、教え子、息子……
彼らが自分の人生を、そして村上教授の人物をそっと語っていく展開だ。
各、人物描写が生活背景、性格、志向、村上教授とのある意味ゆがんだ
関係と共に、緻密な文章で綴られる。
短編ではあるものの、文学作品を興味を失うこと読んだ、という感覚。
なかなか、良かった・・・。
「オンラインカンソウブン」