タイトル: 喋々喃々
作者: 小川 糸
出版: 新潮文庫 2010.3.1
東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。
きものを求めるお客ばかりでなく、ご近所さんもふらりと訪れては腰を落ち着ける、小さなこの店に、ある日、父とそっくりの声をした男性客がやってくる。
その人は、栞の心のなかで次第に存在感を増していき――人を大切に思う気持ち、日々の細やかな暮らしが、東京・下町の季節の移ろいとともに描き出される、きらめくような物語。
谷中・根津・千駄木近辺に実在するお店や場所も多数登場し、街歩き気分も楽しめる作品。『食堂かたつむり』で鮮烈なデビューを果たした小川糸の第二作。
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「オンライン・カンソウブン(感想文)」