タイトル: 三匹のおっさん
作者: 有川 浩
出版: 文春文庫 212.3.9
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還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!
定年を迎えて一念発起した剣道の達人・キヨ、
経営する居酒屋も息子に任せられるようになってきた柔道の達人・シゲ、
遅くできた一人娘を溺愛する町工場経営者で
機械をいじらせたら右に出るものナシの頭脳派・ノリ。
かつての悪ガキ三人組が結成した自警団が、
痴漢、詐欺、動物虐待などご町内にはびこる悪を成敗!
その活躍はやがてキヨの息子夫婦や孫の祐希、ノリの愛娘・早苗らにも影響を与えてゆき……。
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また、新境地を広げた!
いやはやこの方の才能はどうなっているのやら。
とはいえ、底辺に流れている、高校生の淡い恋や、
昨今の世の中的に問題になっていることを、エンターテーメントを
うまく咬ませながら、有川さんなりに解決してゆく様は、
世間に対する洞察や解決方法の正しさを知っているからなのだと
思ってしまう。
原型は、阪急電車のおばばにもあるようなこの小説。
既に続編が出ているし、今後も楽しみである。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」