タイトル: ブラックペアン1988
作者: 海堂 尊
出版: 講談社 2007.9.20
⇒チームバチスタ・シリーズのスピンオフ小説。ぐ~っと時代は
遡り、1988年へ!
高階院長がまだ、著名大学から東城大学へ講師として派遣され
ジェネラルルージュ速水、愁訴外来田口らがまだ研修生だった
時代だ。
また、白鳥、姫宮が活躍する。今度の舞台は、桜宮病院。
チームバチスタの時もちらほら出てきている、院長、小百合などが
改めて表舞台に飛び出してくる。
医師国家試験受験後、合否判定を待ちつつ東城大学医学部付属病院の研修医となった世良雅志。
佐伯清剛教授を頂点とする総合外科学教室(通称・佐伯外科)に入局した世良は、入局から3日目、
帝華大学からやってきた新任の講師・高階権太と遭遇する。高階は食道自動吻合器
「スナイプAZ1988」を引っ提げ、手術の在り方、若手の育成に一石を投じて波紋を呼び、
総合外科学教室の秩序を乱す言動と相まって周囲からの反感を買っていた。また「佐伯外科」には
「オペ室の悪魔」と呼ばれる万年ヒラ医局員の渡海征司郎がおり、世良は高階や渡海との
関わりの中で医師として成長していく。世良が入局してから半年後、佐伯が病院長選挙のパフォーマンスのために北海道での学会に出席中、
手薄となった病院では渡海と佐伯の過去の因縁が明らかになる事件が起こる。
という内容。
大学病院ならではの派閥争い、リアルな外科手術の緊迫感や迫真の進行が、新米医師である
世良の目を通して映し出される面白さ。
この作品に、白鳥はかけらも出てこないのがやや不思議だった。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」