タイトル: 悪人
作者: 吉田 修一
出版: 朝日新聞社 2007.4.6
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保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。
彼と出会ったもう一人の女。
加害者と被害者、それぞれの家族たち。
群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。
なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?
そして、悪人とはいったい誰なのか。
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単なるクライムノベルではない。
東野圭吾の作風とも違う。東野作品は計算された感動の落としどころが
ある気がするが、本作品は人間の持つ、奥深い感情に触れている気がする。
愛情、愛憎、怒り、劣等感・・・。
すっきりした読後感はないものの、根源的な何かに触れた気がする、
そんな気分になる小説だ。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」