作者: 誉田 哲也
出版: 文藝春秋 2008.7.10
⇒香織と早苗は高校2年生になった。
早苗は父親の仕事の都合で九州に引っ越す。
九州では、スポーツの名門福岡南高校の剣道部に入部。
団体戦ではレギュラー選手となる。
そこで出会った(黒木メイサ風?)の同期、 黒岩怜那とも仲良くなり剣道部に
慣れてゆく。と、見えたが、実はそこからが本題だった。
レナは実は、中学前項大会で香織に勝った超ライバル。
勝てばよいという思想のもと、剣道をスポーツとして認識しているため、
徐々に早苗の心が揺れてゆく。
香織とレナ=武士道(精神の極み)と勝負(単なる勝ち負け)を対比に、
剣道とは何かを掘り下げている第二作。第一作より深い!
香織の父親が怪我をするくだりも、今作の主題をさらに深める。
青春エンタメというには申し訳ない。なかなか良いです。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」
]]>作者: 誉田 哲也
出版: 文藝春秋 2007.7.25
⇒「ようするにチャンバラダンスなんだよ、
お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。
「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転 身、
柔の早苗。
相反するふたりが出会った―。
さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。
青春エンターテインメント、 正面打ち一本。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」
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作者: 誉田 哲也
出版: 光文社 2006.2.25
⇒姫川玲子シリーズ第一弾。
姫川玲子警部補発進!
徐々に明らかになる、姫川の過去。
スリリングな事件の進展。たまに、IWGPとか、垣根氏の小説?と思う場面も
ないことはないが、姫川のキャラクターで「あ、これは、違う」と我に戻ったりする。
姫川の強さと、その裏側にある脆さを、うまくストーリー展開に使っている、作者の
計算が心憎い。
不可思議な、殺人事件から、それに関わる容疑者、そして本当の黒幕の登場と
対決。後半は粋をつかせず、一気にヒートアップする。
おもしろいです。でも、やはり、IWGP初期シリーズの香りがしてしまうのは偏見か?
「オンラインカンソウブン」
]]>作者: 誉田 哲也
出版: 光文社 2007.3.25
⇒姫川玲子シリーズ第二弾。
癖のある登場人物と、姫川の絡みは相変わらず面白い。
また、クライムノベルとしての、ストーリー展開もまずまずではないだろうか。
東野圭吾にも通じる、加害者と被害者の心象描写、被害者の苦しみ、
それより、つらい加害者の苦しみ。
悪くは無いのだが、東野のほうがやはり上手だ。ということで、星2つ。
多摩川土手に放置された車両から、血塗れの左手首が発見された!
近くの工務店のガレージが血の海になっており、手首は工務店の主人
のものと判明。
死体なき 殺人事件として捜査が開始された。遺体はどこに?
なぜ手首だけが残されていたのか?姫川玲子ら捜査一課の刑事たちが
捜査を進める中、驚くべき事実が次々と 浮かび上がる―。
「オンラインカンソウブン」
]]>作者: 誉田 哲也
出版: 新潮社 2006.9.30
⇒瑣末なことではあるが、表紙のシャシン、いただけないな~。
これが、主人公の「疾風ガール=夏美」だとしたらちょっと違う気がしてしまう。
読者にとって、思い描く主人公及び登場人物は、個々に勝手に思い描くことが
楽しくも、愉快であって・・・と、まあ表紙の装丁はこういった意味でも大切ですな。
いままでいなかった(とおもう)夏美のキャラクターを作ったという点では評価。
対比として、冴えなく、バンドをあきらめた宮原とのコンビネーションが小説に
テンポを与えている。微妙に変わってゆく、元ロッカー宮原の描写も洒脱である。
一方、ボーカリスト薫を巡る、様々な人間関係、事件、ルーツ・・・。
意外な展開を見せる、中盤から後半も、なかなか読ませてくれる。
値段分は楽しめることは間違いない。ただ、なんだか、ぐっとくるものに欠けて
いるようなこの感覚はなんだろう?ということで、評価は星2つ。
「オンラインカンソウブン」
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