作者: 矢作 俊彦
出版: 講談社 2003.9.30
⇒正直、名前から入りました。
いったい、矢作さんワールドととアトムがどう結びつくんだろう、と。
矢作さんが好きな、時代、ファッション、ハードボイルドワンダーランドが相変わらず
いい感じだ。
文化革命真っ盛りの中国、その後の中国、そして、高度成長期の日本、その後の
バブルを経た日本。突然、中国から日本に戻った彼の目を通して見る日本は、
「あ、あ」という感じ。彼の政治的思想、ある意味ダンディズムというフィルターを
通して語られる部分が面白い。
そして、登場する不思議ちゃん女子高生、あの絵本を大事にしていた妹・・・。
いろいろな気づきの後、アトムの結末を自分と重ねて考える彼。
アトムの最終回に至る、背景をしっかり理解していないとこの小説のラストは
意味不明であろう(補足はあるものの・・・)。自分も忘れていたアトムの結末。
革命×アトム・・・。なるおどねぇ。
「オンラインカンソウブン」
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