作者: 池上 永一
出版: 角川書店 2008.8.31
⇒美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。
少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。
しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。
⇒黄昏の美しい王国にペリー来航。近代化の波に立ち向かう宦官兼側室の真鶴。
しかし破天荒な一人二役劇は突然幕を閉じる―。
時代の変わり目を嵐(テンペスト)となって生き抜いた王宮人の苛烈な愛と涙の物語。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」
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作者: 池上 永一
出版: 文藝春秋 2003.12.10
⇒オバァらの力で、村は沖縄でいちばん豊かになった。
だが、実は絶対に知られてはならない大きな秘密があった-。
復帰世代の作家が描く沖縄戦。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」
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作者: 池上 永一
出版: 文芸春秋 2000.5.20
⇒沖縄が舞台のファンタジー。
書かれた時期は違うが、シャングリラを小さくした感じのスケール感だが
沖縄出身の著者だからこその視点や、沖縄の文化、宗教感などが色濃く
でており、興味深く読める。
舞台は西暦二千年の沖縄。謎の将校、キャラダイン中佐は首里城を爆破
して伝説の地霊レキオスを復活させ、米国本土に宣戦布告する 基地の島
に住む人びと、アメリカ人でもなく日本人でもない少女、夫に裏切られ怨霊
となった女、娘を捨てた父親、パイロットに憧れる空軍将校,才能に限界を
感じる科学者、自らのありようを知らないコギャルたち…すべての人の祈りも
むなしく、異端者の魔術によってレキオスの封印は解かれてしまう。
レキオスよ、君は何を望んでいるのか。混血の少女デニスと千年の視点を
持つ男、キャラダインがレキオスを追う。過去と現在、夢と現実が交錯する
異色のファンタジー。
ということで、とりあえず印象に残ったのは変態大学教授のサマンサだった・・・。
「オンラインカンソウブン」
]]>作者: 池上 永一
出版: 角川書店 2005.9.22
⇒月刊ニュータイプに2004.4~2005.7まで連載していた、超冒険SF
大作??
ありえねー展開ばかりの連続ではあるが、角川の邦画娯楽大作を小説で
体現すればこうなるというものだろう。
592Pの単行本で、小さめな文字で上下ニ段組というボリューム。
沖縄出身の筆者が沖縄エリア以外を舞台に小説を書くのは珍しいそうだが
トウキョウを夜間ヘリで遊泳した時にこの小説の発想を掴んだとか。
21世紀半ば、止まらない地球温暖化に抗するため、国連はかつての京都議定書で取り交わされたCO2削減幅を大幅に上回る議決を強行採決する。結果、経済市場は株価から炭素へ移行された。M7.5の第二次関東大震災が発生し、都市機能が完全に停止した東京都にも、炭素税は容赦なく課せられた。東京再生計画を打ち出した都は、アトラス計画を発動する。しかし、都民全員が移住するはずだったアトラスに実際に用意されたのは、350万人分のスペースだけだった。森林化により街は森に侵食され、その結果難民が続出した。
富裕層と貧困層、格差を産んだこの計画に反政府組織「メタル・エイジ」の総統・北条國子が立ち上がる。
しかし、アトラス計画には別の目的が隠されていた。アトラスランクの真の意味とは、“後継者”とは何の後継者なのか。
物語の展開の中では、ニューハーフのモモコと特にミーコが重要な役割を果たす。
さらに、小夜子・・・ターミネーターかこいつ。
ということで、くどいですが角川映画の小説家。ただし、小説なので情報量+想像力が
加わる分、エンターテインメント性が数倍になっている。
でも「銀」ってなによ???最後にモモコを守ったあれのことか!!
「オンラインカンソウブン」
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