作者: 横山 秀夫
出版: 講談社 2004.8.9
⇒映画かもされている。
甲子園の優勝投手・並木浩二は、大学進学後に肩を痛めて自慢の速球が投げられなくなり
「魔球」と名付けた新しい変化球の完成に復活をかける。しかし大東亜戦争(太平洋戦争)勃発。
並木をとりまく状況は日ごとに激しさを増していく。日本軍は、ガダルカナル島をめぐる日米の
攻防戦に敗れてから、敗戦への坂を一気に転がり落ちていった。昭和18年10月、ついに学生の徴兵猶予が取り消され、並木は学徒出陣する。
愛する家族や友、そして恋人と別れて海軍に志願する並木。そこには彼と同じく、
大切な人たちを守るために戦うことを決意した若者たちがいた。日本の敗色が日に日に
濃厚になっていくなか、海軍は“回天”を兵器として採用する。敵艦に体当たりして
自らの命と引き換えに戦果を得る、定員1名の回天に搭乗して究極の任務につくことを、
並木を始め多くの若者たちが自ら望むのだった。けれども彼らの胸に迷いや怒り、
悲しみが微塵もないわけではない。若者たちを乗せた潜水艦は海へと潜り、そして遂に出撃の時が訪れる…。
とまあ、楽に転用してしまったが、やるせないなぁ。
戦争をテーマにした小説はまあ、予定調和的なものになるが、この小説の最後は切ない。
「オンラインカンソウブン」
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