作者: 三崎 亜紀
出版: 集英社 2005.1.10
⇒第17回小説すばる新人賞受賞。
新百合ヶ丘のBOOK OFFの開店セールの100円コーナーで「↑」という
帯につられて買いました。
結論から言うと、最近は娯楽・エンタメ小説が多かったために、ちょっと
モードが追いつかず、印象も感想もぶれがあるかも。
悼む人の後に読んでいたら、全然違う印象や感想を持ったに違いない。
となり町と戦争が始まるという、全くリアリティーの無い展開で始まる。
主人公北原は、広報誌で戦争宣言、戦死者報を見て不思議な感覚に
とらわれる、小説を読んでる側もそうだ。
普段と変わらない様子のとなり町(通勤途中でクルマで通過)は戦争など
かけらも雰囲気は見せていなかった。
が、北原の元に召集令状が届き、とはいえ偵察業務という実線ではない、
役所の戦争担当香西さんと偽装の結婚をしてとなり町に潜入し・・・。
文中にも触れられているが、現実的に世界のどこかで戦争が行われているが
リアリティはなく、自分ごとではないことが大半ではあるが、でも確実に人は
戦争で死んでいるという事実。
そして、その戦争が経済的な問題に端を発していることの多さ。
民族的闘争ももともとは、経済問題に端を発しているわけだし。
この小説の中では、自治体の財政向上の為に、お互いの町がいわば協力して
戦争に取組んでいるわけだ。
偵察業務は長閑な、そして香西さんとの不思議な偽装結婚生活のなか進むが
突然、公社の査察という局面で一気に戦時モードに!
とはいえ、どんぱちの音は一切なく、結局、北原が聞いた銃声は終戦の知らせの
空砲の音のみであったという結末。
う~ん、シャングリ・ラやブルータワー読んだあとだから、ちょっと、マジメに戦争とは
なんだ?と考えるモードではなかったからな~。シャングリ・ラでは、戦いで何万人
死んでるし、頭つぶしても死なないターミネーターのような女(ニューハーフ含む)が
多々でてくるし・・・。
ま、しばらく時間を置いて読んで見ましょう。
ところで、香西さんってアンドロイドかQ10か?
「オンラインカンソウブン(感想文)」
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