作者: 万城目 学
出版: 集英社 2011.4.30
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琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。
高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、
力で力を洗う戦いの幕が上がった!
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今度は琵琶湖が舞台。いつもながら登場人物の個性が光るファンタジー小説。
他の作家の作風とは全く異なる世界観が好きです。
「オンライン・カンソウブン(感想文)」
]]>作者: 万城目 学
出版: 角川書店 2008.11.25
⇒鴨川ホルモーのサイドストーリー、といってしまっては
登場人物達に失礼か?
鴨川ホルモーの主人公であり語り部であった安部の周辺人物に
フォーカスした、ファンタジー青春恋愛小説。
鴨川ホルモーにももちろん恋愛要素はあったが、今作は、6つの
恋愛がテーマだ。
「今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、
魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。
都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、
その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。」
嗚呼、万城目節。
登場人物は、
これを更に楽しく読むには、今一度鴨川ホルモーをリピートしたほうが良かった。
というのは後の祭りだが、おぼろげな記憶ではあるが、それでも十分楽しめた。
万城目さんならではの、古風で滋味があり、ユーモア、ペーソスそして知性を
感じる文体すきだなぁ。
自分のなかでは、3景のもっちゃんが最高だ。檸檬で有名な梶井 基次郎の
エピソードを取り入れて、さらにもっちゃんの懐中時計は後日四条烏丸交差点の会で
使われるという設定は泣けてくるし、時代設定に至っては、いったいぜんたい自分は
何時代の物語を読んでいるんだろうという摩訶不思議な感覚まで持たせてくれる。
いいねぇ~。
「オンラインカンソウブン」
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作者:万城目 学
出版: ちくまプリマー新書 2010.1.25
⇒万城目氏のいままでにない、ライトなファンタジー童話!?とでも言うべきか。
途中で万城目氏の術中にはまるのだが、冒頭からの流れは来るのかもしれないし
来ないのかも、という不安を持ちながら読み進む一方、小学校1年生に実際に取材を
かけて、書き込んだということであるが、それにしては誰もが持っているであろう、あの
懐かしくくすぐったい感覚を、ごくごく自然体に表現する文章力が、ずんずん時代を
遡らせてくれる。
「かのこちゃんとすずちゃん」の掛け合いはいいです。へんな、ひねこびた風だけど
童心むき出しの2人を生き生き書けるのは万城目だからでしょう。
読者の感想は賛否両論。こんな、万城目は読みたくなかった、いや、これこそ万城目の
真髄、などと割れる割れる。
私は、めちゃくちゃ面白いか?ときかれれば、Noと答えますが、絶妙の空気感を楽しめる
この作品、値段以上の価値はありと思っています。
「オンラインカンソウブン」
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作者: 万城目 学
出版: 幻冬舎 2007.4.10
⇒万城目の第二作。TVドラマを見てからの購読となった。
TVでも小説でも、イトの「鹿が駐禁をとられて・・・」はいいなぁ。
イト=田部ちゃん(TVはね)は結構はまり役だったと思う。ただ、田部ちゃん、
運動神経は???ってところがあって、剣道の試合のシーンは小説が圧倒している。
あの件(!)もかかっているから、イトの応援に思わず加わってしまう。描写も、間合いも
良い!
ホルモーもそうだったけど、臨場感というか人の気配とか、場合によっては、人以外の
気配とかを書くという部分で、万城目は抜きん出ているような気がする。
万城目作品は、ここまでファンタジーであるが、やはり、デビュー作よりこなれている
感じがする。題名を読めばわかるが、奈良が部隊であり、数々の歴史を背負っている
この地だからこそ、物語にリアリティーがでるし、「ありえね~」ことも「ひょっとしたら、
ありえんるんじゃない}とか思ってしまいます。
今度から、奈良の鹿を見る目がことなるでしょうよ。
「オンラインカンソウブン」
]]>作者: 万城目 学
出版: 文芸春秋 2009.3.1
⇒万城目曰く「三都物語」の三部作目だそうだ。
鴨川=京都、鹿男=奈良、プリンセス=大阪。
この作品は、構想もよろしいが登場人物がいいねぇ~。
松平、ゲインズブール、二人とも後半での展開は、感動的だ。
茶子、大輔。
大阪の人間ならずとも、こんなこと豊臣の時代からやってきていたらいいよな~。
誇りだよな~。秘伝だよな~。秘密基地を本当に親しい友達と共有しているみたいな
ものだよな~。
大阪市外の地理に詳しかったらもっと面白かっただろうな~。
からほり商店街に行ってみたいっす。
「オンラインカンソウブン」
]]>作者: 万城目 学
出版: 産業編集センター 2006.4.20
⇒万城目のデビュー作。
京都大学OBということもあるが、陰陽道を取り入れた奇想天外な4つの大学対抗
対抗の「ホルモー」は万城目ならではの作風だ。
新感覚ファンタジー×青春×恋愛
ちょんまげ高村、凡ちゃんといった、ユニークかつ親しみ深いキャラは「ありえねーだろ」
といった感覚すら超越して、物語にフィットし良い味を醸し出している。
「ホルモー」の戦いシーンも、やはり文章で読むと、都合の良い解釈と妄想ができるので
またそれが楽しい。
それ以上に、主人公と凡ちゃんの淡い色恋が良い感じだ。
万城目の頭の良さや、真面目さがでている、人物描写や心情表現、好きです。
「オンラインカンソウブン」
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